連鎖関係代名詞について
普通の関係代名詞の考え方をまず復習です。
例えば「彼は彼女が最も尊敬している人です」なら、
He is the person.とShe respects him the most.を合体させると考えるのが日本の英語です。
池田英語塾なら、「彼は人です/人といっても誰かというとその人を(=whom)彼女は最も尊敬している」と考えて、He is the person /whom she respects the most.となります。
形容詞節になる側(=説明)はShe respects him the most.です。
「説明される語(=the person)を説明(=形容詞節)の中に入れてはいけない」ので、himが消えます。(説明される語は曖昧、説明は明確なもの。曖昧な言葉は明確である説明の中に入れません)
またこの文章の前に「誰かというとその人を」を入れてwhomを置くことでHe is the person.という文章と繋ぎ合わせることができるようになります。全て合わせてwhom she respects the most.となり、これを説明される語であるthe personの後ろに置き、He is the person /whom she respects the most.となります。
連鎖関係代名詞ですが、これは形容詞節の側がSV that S’V’となっていて、説明される名詞がS’になっているものを指します。
「大変な時に助けてくれると思う友人を選びなさい」ならChoose a friendとYou think that he will help you in time of troubles.を組み合わせます。(ここでは「友人」は男性であるとします。それゆえ代名詞はheになります)
池田英語塾なら、「友人を選べ/誰かというとその人は(=who)、君を助けてくれると君が思う/困っている時に」と考えてChoose a friend /who you think will help you /in time of troubles.となります。
形容詞節になる側はYou think that he will help you in time of troubles.です。「説明される語を説明の中に入れてはいけない」ので、heが消えます。またこの文章の直前に「誰かというとその人は」を入れてwho.。who you think that will help you in time of troubles.としてしまうと、that will~となり、will の主語がthatに見えてしまうので消去します。
全て合わせてChoose a friend who you think will hep you in time of troubles.となります。
構造上、who SV V’と一見したところ動詞が連続する(=連鎖)するので連鎖(した動詞を含む)関係代名詞と言います。








東京女子大(数理科学学科数学専攻)東海大(海洋学部海洋理工学科)成蹊大(理工学部データ数理)東邦大(理学部生物学科、生物分子学科)