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  • 関係詞の二重限定について

    2025.9.23

    関係詞の二重限定について

    Mr. White is the man (that)  I know who is most sincere.

    名詞の後ろに形容詞節(=関係詞+(S)V)が二つ連続している構造を「二重限定」と呼びます。(the manの後ろにthat I knowと、who is most sincereという二つの形容詞節がandのような接続詞を挟まずに並んでいます。ですので「二重限定」です)

    以下説明します。

    ( that )I knowがthe manを限定しています。「人(the man)」と言っても色々いる中で「私が知っている人だ」と限定している訳です。

    これが一つ目の限定なので、まず「一重限定」です。

    the man I know全体で「私が知っている人」という1つの名詞と見ることができます。

    この名詞をwho is most sincereで「誰かというと、最も誠実な」とさらに限定しています。

    これがthe manに対する二つ目の限定となり、1つの名詞を二重に限定しているので「二重限定」と呼ばれています。

    和訳は「(1つ目の形容詞節な)名詞の中で、(2つ目の形容詞節な)名詞」となります。

    限定される名詞を2回出してみてください(名詞が2回限定されるので2回出すと考えてください)。

    上の文章なら「ホワイト氏は、私が知っている人の中で最も誠実な人だ」となります。

    通例、一つの関係詞に対して名詞は1つです。

    ですから省略できる場合は省略して関係詞が一つだけになるようにします。

    (2つ関係詞があると、限定される名詞が2個あるように思えてしまうのです)

    ですからMr. White is the man that I know who is most sincere.ではなく、Mr. White is the man I know who is most sincere.と関係詞を1つにした文の方が自然な英語です。

     

    ちなみにスラッシュを入れて、上記の説明も加味して読むと以下の通り:

    Mr. White is the man /(that)  I know /who is most sincere.

    ホワイトさんは人だ/そいつを私は知っている(ここまでで「私が知っている人」と認識してください)/(「私が知っている人」と言っても)誰かというと最も誠実な

    →「ホワイトさんは私が知っている人の中でも最も誠実な人だ」

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