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  • 関係詞についてQ&A(new!)

    2023.8.9

    関係詞1

    関係詞ってなんですか?

    関係詞、whoとかwhichとかwhenとかですよね?

    見ての通りです。

    関係詞は疑問詞です。

     

    例えばwhoで考えます。

    Who broke the window?誰が窓を割ったの?

    このwhoは疑問詞です。

     

    I know the man / who broke the window.私はその人を知っています/(その人って)誰かというと窓を割った。(最終的な日本語訳「私は窓を割った人を知っています」)

    このwhoは関係代名詞です。

     

    whoという語は、直前に人がいなければ「誰が?」という疑問を表す言葉です(疑問詞。正確には疑問代名詞)。

    直前に人間がいれば「誰かというとね」とその人を限定的に説明する役割に転じます(関係代名詞)。

     

    「誰が」「誰かというと」とほぼ同じ意味を表しているので、whoという同じ単語を用いているのです。

    ネイティヴは、区別していないと思います。

    whoはwhoじゃん、という感じで。

    日本人の英語学習者も同じように考えていいのではないでしょうか。

    そうすればネイティヴの感覚になれると思います。

    「二文を関係代名詞を用いて一文にせよ」という問題があります。そう聞かれたら問題は解けます。でも関係代名詞が何なのか分からないので気持ちが悪くて仕方がありません。

    全くです。

     

    こんな感じですよね。

    I know a man. He can speak French.

    二つの文に共通する名詞と代名詞を見つける。

    a manとHeですね。

    代名詞のHeを関係代名詞に変える。

    人で主格なのでwho。

    出来上がったwho can speak Frenchを、共通する名詞a manの後ろにくっつけて出来上がり。

    I know a man who can speak French.です。「私はフランス語を話せる人と知り合いです」

     

    ……何じゃこりゃ?ですよね。

    確かに問題として出されれば解答は出せるでしょう。

    しかし関係詞が何なのか全くわかりません。

    Heをなぜかwhoに理由なしに変えて(なぜwho?人で主格だから?特に意味はないの?全くわかりません)、名詞にくっつけただけです。

    お気持ち十分にわかります。

     

    はるかに簡単にできます。

    そして関係詞がなぜ存在するかもわかります。

     

    まず説明を加えたい名詞まで書きます。

    I know a man「私は人と知り合いです」

    説明したい名詞が出てきたら、「誰かというとですね」と説明を加えるためにwhoを書きます。(a manを説明しています。正確には「限定」しています。「人」と言っても色々いるけど「誰かというとね」と「限定」しているのです。)

    I know a man /whoですね。

    そのあとは、「フランス語を話せる」と書けばいいのです。

    I know a man/ who can speak French.となります。

    「私は人と知り合いです/誰かというとフランス語を話せる」と考えるのです。

    これで「私はフランス語を話せる人と知り合いです」となります。

     

    日本中で教えられている「二文を関係詞を用いて一文にせよ」は、文章と文章の関係を考えています。

     

    関係詞は、形容詞節を作ります。

    名詞を説明(正確には限定)しているので「形容詞」の働きです。

    その中にSVがありますので、「節」です。

    合わせて「形容詞節」です。

     

    名詞と節の関係を考えることが正解です。

    文章と文章の関係なんて関係がありません。

    「二文を関係詞を用いて一文にせよ」という先生や本は、それ以外に説明の方法をご存知ないのです。

    全く説明っぽいことをしないと職務上まずいので、した方がマシなので「二文を関係詞を用いて一文にせよ」で説明しているのです(それ、説明になってないというのが塾長の考えですが。しないほうがマシかもしれません。)。

    疑問詞と関係詞が同じものだと考えれば簡単に解決していたことなのです。

     

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