関係代名詞の完全なる説明👍これで解らなきゃ諦めろ
目次
関係代名詞について
最初に結論。
関係代名詞は弊塾の看板の考え方の一つ。
関係詞と疑問詞はほぼ同一です。
Who invented the light bulb?「誰が電球を発明したのか」
I know about the man /who invented the light bulb. 「私はその人について知っている/誰かというと電球を発明した」
このように、whoの前に何もなければ疑問詞「誰が」、人間 whoなら「人間といっても誰かというと…」と人間がどういう人間なのかを限定して行きます。
すごく簡単じゃないですか?(簡単なのです)
これを日本の英語業界は「関係詞には訳が存在しない」「あくまで前の名詞を修飾する働きがあるだけだ」とします。(こういう言を見たら注意してください。関係詞がわかっていないことの証明です)
全くわかってない!💢
関係代名詞に訳はある
訳はあるわい(↓)。
whoはwhoなので「誰かというと」、関係「代名詞」なので「その人(たち)」、主格なので「は、が」→「誰かというと、その人(たち)は、が」
whoseは、whoなので「誰かというと」、関係「代名詞」なので「その人(たち)」、所有格なので「の」→「誰かというと、その人(たち)の」
whomはwhoなので「誰かというと」、関係「代名詞」なので「その人(たち)」、目的格なので「を、に」→「誰かというと、その人(たち)を、に」
which(主格)は、wh-が「どれかというと」-ichがitに当たり「それ(ら)」、主格なので「は、が」→「どれかというとそれ(ら)は、が」(-ichに関しては、下のwhichの目的格の例文で説明しています)
whose(所有格)は、wh-が「どれかというと」-seが所有格なので「の」→「どれかというとそれ(ら)の」
which(目的格)は、wh-が「どれかというと」-ichがitに当たり「それ(ら)」、目的格なので「を、に」→「どれかというとそれ(ら)を、に」
I saw a man / who said /he was a lawyer.「私は人に会った/誰かというとその人は言った/自分は弁護士だと」
(whoが「誰かというとその人は」なので後ろの文章に「その人は」という主語が欠けている「不完全文」が来ることになります)
He is a boy / whose father is a doctor.「彼は少年だ/誰かというとその人の父親は医者だ」
(whoseが「誰かというとその人の」なので後ろの文章に「その人の」という所有格が欠けている「不完全文」が来ることになります。以下の文章でも同じです。自分で考えてください。そこが主眼ではないので割愛します。)
Look at the house/ whose roof is red.「その家を見ろ/どれかというとそれの屋根は赤い」
This is the watch / which I bought yesterday.「これは時計だ/どれかというとそれを私は昨日買った」
This is the watch/ that I bought yesterday.「これは時計だ/そいつを私は昨日買った」
(今までのwh-系ではないのでこれには説明を加えます。that「そいつを」と言っているので、後ろの文章に「そいつを」にあたるboughtの目的語がありません。ですから不完全文になります。ここでは主眼ではありませんが、完全文、不完全文とか関係詞で言っている本は、なぜ不完全文が来るのか説明はありますか?言ってないと思いますが。私の方法なら完璧な説明が可能です。)
言葉に存在している限り、それは何らかの意味(=訳)があるから消えていないのです(上記の例文のように)。
こんなこともわからないから日本の英語関係者は皆説明がわかりにくいのですよ。
池田英語塾の関係代名詞の説明のYouTubeあります(文章でわからない方、ぜひご覧ください!)
弊塾は関係代名詞はYouTubeで公開しています(上の訳をもっと深めて学びたいなら是非ご覧ください)。
これ(↑)は最近ですが、10年前にも公開しています↓
関係詞=疑問詞と考えるきっかけの物語(雑談)
現在完了形を見た目を利用して理解すると記憶に残るし理解が進む(have p.p.「やってしまったを今持っている」という見かけから全てを考えるということ)。
他の文法項目も同じだろう、という仮説を立てて、関係詞のみかけは疑問詞。
関係詞と疑問詞は同じではないかという仮説を立てて理論化しました。
仮説を立てて実験して検証というのは科学の基本です。(語学は科学的に考え答えを見つければ留学せずにペラペラになれます)
なぜこちらの考え方をメインに据えたのか
2008年にはすでに完成していて、2009年だったかな、慶應文学部の超長文の問題を、全訳と解答・解説をして60分以内の動画に収めてくれというある予備校の無茶振りに応えるために上記の訳がどうしても必要でした。
(旧来のやり方だとどうしても60分に収まらないのです。この無茶振りには今は感謝しています。慶應英文科は卒業生の英語講師に英語ができない人が多いので個人的に非常に嫌っているのですが、この無茶振りはありがたかった。)
そして、ずっと動画撮影のために使い続けていくと……はるかに「誰かというと」の方が使いやすい、英文が読みやすい、読むスピードが上がる。
動画撮影が終わる頃にはもう旧来の方法には戻れなくなってしまっていました。
当時、検索してみましたが(「関係代名詞, who, 誰かというと」だったかな)私のやり方で関係詞を考えている人間は皆無。
完全、池田英語塾のオリジナルです。
(no比較級のnoは「差がゼロ」というのも同じ時期[2008年]に検索したらヒットしなかったので自分しか知らないと思っていたら、これは5ch掲示板で叩かれていた。予備校のテキスト、参考書には記載があったそうです。申し訳ない、それは知らなかったです。これに関しては謝罪します。でもそれらのテキストは「鯨が魚でないのは…」と否定でしょ。肯定文の訳なのは当時は私だけ。)
関係詞と疑問詞をイコールと考えるのは弊塾オリジナル(パクリに注意)
関係詞が疑問詞とほぼイコールと考えているのは池田英語塾だけです。
パクリの人間が出てくるとしたら……
「関係詞には訳が存在しない」「あくまで前の名詞を修飾する働きがあるだけだ」と言いつつ、疑問詞と似ているので、「誰かというと」という考え方もできる、などと説明するはずです。(矛盾してないですか?訳はないのに「誰かというと」って訳はありますよね?。)
しかし、弊塾が今は公開していない内容、たとえば非限定用法、関係副詞には触れないはずです。(これらにも訳はあります)
パクリ脳は創造的なことは何もできない。
ご注意ください。
「二文を関係詞を用いて一文にせよ」という説明は関係詞を全く説明していない
日本中で「二文を関係代名詞を用いて一文にしろ」という謎の教え方がされていますが、本当に意味不明です。
以下具体的なやり方。
>I know the man. He invented the light bulb.
>重複しているthe manとHeに注目し、Heを関係代名詞に変えます。
>Heは人間で主格なのでwhoに変わります。
>これを共通しているもう一つの名詞であるthe manの直後にくっつけて出来上がり。
>I know the man who invented the light bulb.
>さぁ、できました。
>どうだ、関係代名詞わかるでしょ?
……わかりません。
文と文をつなぐ、って接続詞が扱う範囲です。
関係詞ではありません。
関係代名詞は接続詞+代名詞だからいいのだ?
接続詞+代名詞が、、、形容詞なのですか?
おかしいですよ、正気ですか?
「そして彼は」は接続詞+代名詞なだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。
形容詞ではありません。
名詞の意味を限定していません。
John is kind, and everybody likes him.
andとhimが形容詞になるのですか?
な訳ないでしょう。
目を醒ましましょう。
文部科学省さん、大丈夫ですか?
「二文を関係代名詞を用いて一文にしろ」の被害者になりかけた生徒さんの話
「二文を関係代名詞を用いて一文にしろ」という上記の謎の教え方をされた優秀な学校(偏差値70)の中学生が、非常に不安な顔で次のような質問を夏休みの授業に到着するなりしてきました。
「こういう問題(=「二文を関係代名詞を用いて一文にしろ」)が出されたら解けます。しかし関係代名詞って何か分からないので不安で仕方がありません。関係代名詞って一体何なんですか?」
当然の疑問です。
中二のサピックスさんでの夏期講習で習ったのだそうです。(彼の学校以外の他の優秀な学校の生徒さんの姿を見ておけというご家庭の方針でダブルスクールでした。うちはマンツーマンですので。)
その直後に質問を受けました。
本当に不安な顔で、この人のあんな不安な顔を初めて見ました。
このように日本の英語教育は全く分かりにくい酷いものです。
上の中学生は正直です。
ちなみに上の内容で教えてあげ、
(私)「これでどう?」
(中学生)「なるほど、分かりました。大丈夫です!」
(私)「本当に?」
(中学生)「大丈夫です!」
(私)「……本当に?」(あまりに不安な顔を、塾に来た時にしていたのでしつこく聞いてしまいました)
(中学生)「[若干キレ気味に]…大丈夫です!!」……だそうです。
本当にこのあとノーミスでした。
この人物はこの後早稲田大学政経学部に進学、単位認定でアメリカの大学に留学、今は某超一流企業に勤めています。
真実を追求する姿は美しい。
そして結果も実っている。
関係代名詞がわかったからこうなった、という訳ではないでしょうが、少なくとも英語でトラウマを回避することはできたと思います。
この方のこの先もきっと素晴らしい人生だと信じてます。(批判的にものを見る目を持っている。きっとそうなるでしょう。「二文を…」を従順に受け入れている方、あんなたちは建設的な批判の精神は皆無だと断言しておきます。そんなことはないというなら、ここで私が「二文を…」の考え方への批判に全て論理的に答えてみてください。絶対にできませんから。)
関係詞の説明って、二文を関係詞を用いて一文にする、というのが主流ではありませんか?
でもね、文と文の関係って…それって接続詞の役割ではないでしょうか。
「関係代名詞」は「接続詞+代名詞」?
「接続詞+代名詞」が「形容詞」ってそれも考えてみれば変じゃないですか?(変ですよ)
(and+heが形容詞?名詞を限定している?変ですよね。)
関係詞は形容詞節を作るのですよね?なら……
関係詞って、形容詞節を作ります。
形容詞節って形容詞だから名詞を限定します。
形容詞節は節なのでSVを含む文章で、名詞にかかっていくものです。
ですから名詞と文章の関係で考えなくてはならないのは明白ではないでしょうか。
文章が名詞を限定することを説明する理論が必要ということです。
「誰かというと…」「どれかというと…」なら可能です。
the man 「その人」
who「誰かというとその人は」
invented the light bulb「電球を発明した」
と考えると、「名詞」とそれにかかっていく「節」(名詞にかかっていくのだから「形容詞節)の関係を説明できています。
形容詞節なのだから、当然の帰結として「名詞」と「節」の関係で考えなくてはならない。
となると、池田英語塾で教えている「誰かというと」「どれかというと…」一択になると思います。